著者
槇田 絵里香
出版者
奈良大学大学院
雑誌
奈良大学大学院研究年報 (ISSN:13420453)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.306-309, 2011-03

一〇世紀初頭に唐が滅亡し、五代十国の混乱期に入っても呉越国の海商を中心に中国海商たちの貿易活動は続けられた。一〇世紀末以降、宋が統一を行い、農業をはじめとする諸産業、国内外の商業活動及び科学技術の発展がもたらされ、中国海商の日本来航が頻繁となり、日宋貿易が展開していく。