著者
横須賀 知之
出版者
The Kanto-Tosan Plant Protection Society
雑誌
関東東山病害虫研究会報 (ISSN:13471899)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.91-93, 2009-12-01

ホソヘリカメムシ集合フェロモンの一成分(<i>E</i>)-2-hexenyl (<i>Z</i>)-3-hexenoate (以下,E2HZ3H) およびクモヘリカメムシ合成集合フェロモンを誘引源とした粘着トラップを設置し,カメムシ類の卵寄生蜂の誘引数を調査したところ,E2HZ3Hを誘引源としたトラップでカメムシタマゴトビコバチ雌成虫が多数捕獲された。また,E2HZ3Hをホソヘリカメムシあるいはクモヘリカメムシの卵とともに設置すると,両カメムシの卵に対するカメムシタマゴトビコバチの寄生率が高まった。