- 著者
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稲垣 訓宏
河合 秀司
- 出版者
- 社団法人 繊維学会
- 雑誌
- 繊維学会誌 (ISSN:00379875)
- 巻号頁・発行日
- vol.40, no.9, pp.T337-T343, 1984
- 被引用文献数
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6
テトラフルオロメタン,パーフル君ロメチルシクロヘキサン,およびパーフルオロトルエンとアンモニアガス混合系のグロー放電重合を行ない,生成物を元素分析, IRおよびESCAスペクトルより検討し,さらに,生成ポリマーの物性について若干の検討を加えた。<br>上記フルオロカーボンのグロー放電重合は,アンモニアガスの混合によって促進される。アンモニアガスの混合によってF成分が脱離し, N成分は主にアミドとしてポリマー中に導入される。これに伴なって表面は疎水性から親水性へと変化する。生成したフィルムのガス透過性は混合したアンモニア濃度に影響を受ける。窒素ガスに対する酸素ガスの透過係数比は2以上となる。