著者
淺田 幸作
出版者
社団法人 繊維学会
雑誌
繊維学会誌 (ISSN:00379875)
巻号頁・発行日
vol.9, no.9, pp.439-444, 1953

纎維状熱成については櫻田氏<sup>1)</sup>,出田氏<sup>2)</sup>の報告があり,著者は第8報<sup>3)</sup>で蟻酸が無機酸に比較して均一熱成には適當である事を認めたが,本報では偽溶解現象,浴の濃度,温度,添加劑の影響及び熱成の機構について檢討し,更に熱成物アセトン溶液の透電的性質,電氣的抵抗,粘度,溶媒和等につき實驗の結果を報告する。