- 著者
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玉城 道彦
梅口 直人
- 出版者
- JAPAN TECHNICAL ASSOCIATION OF THE PULP AND PAPER INDUSTRY
- 雑誌
- 紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
- 巻号頁・発行日
- vol.69, no.6, pp.630-632, 2015
2014年9月17日~19日に2014International Bioenergy & Bioproducts Conferenceが開催された。例年同様,PEERS(Pulping, Engineering, Environmental, Recycling and Sustainability)Conference(9月14日~17日)に引き続いての開催となったが,筆者らはIBBCのみ参加した。会場となったのは,米国ワシントン州タコマにあるホテルムラーノのヴェニスボールルームである。<BR>今回参加者はPEERS,IBBCを合わせて14ヶ国420名であり,その大半は米国からであった。また,日本からの参加は5名あった。平成27年は,TAPPI100周年を迎え,全てのカンファレンスがアトランタで開かれることについてもアナウンスがあり,製紙産業が移り変わりゆくなかで,バイオ関連項目での新たな成長が期待される意気込みを感じた。<BR>発表は以下のセッションにより行われた。<BR>・Availability<BR>・Preparation & Pelleting<BR>・New Technology<BR>・Biochemical<BR>・Thermochemical<BR>・Modeling<BR>・Bioproducts<BR>・Status Updates<BR>・Policies/Incentives<BR>本稿では,筆者らが聴講した中で,興味深かった研究発表の概要を紹介する。