- 著者
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當山 仁健
- 出版者
- 社団法人情報科学技術協会
- 雑誌
- 情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
- 巻号頁・発行日
- vol.56, no.11, pp.520-525, 2006-11-01
OPACでの検索の際,複数の利用者が同一の検索質問を用いたとしても,利用者のプロフィール(知識世界,背景等)が異なれば,検索質問で表現を試みている概念は異なり,情報要求も異なることが多い。そこで,検索結果を利用者のプロフィールに合わせて調整することにより,利用者満足度の高いOPACの構築が期待できる。また,従来の文字列検索によるOPACでは柔軟性に乏しく,情報検索の道具としては不十分である。これらを踏まえ,沖縄国際大学図書館において,適合性判断基準の一つとして貸出履歴を利用したOPACを実装した。本システムでは柔軟な検索結果が得られるよう,従来の文字列検索ではなく連想検索技術を用いている。