著者
萩原 幸男 山下 昇 小坂 共栄 矢野 賢治 安井 敏夫
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大学地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.537-550, 1987-02-10

松本盆地中央部において約250点の重力測定を実施した.その結果,「明科-松本断層」に代表される松本盆地東縁部の西側落ち断層群は逆断層の可能性が高いことが判明した.また松本盆地中央部に「火打岩」と呼ばれるチャートの巨岩が露出しているが,それは根をもつ大きい岩体の一部であることがわかった.