著者
石井 リーサ明理
出版者
一般社団法人照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.89, no.6, pp.273-276, 2005-06-01

ノートル・ダム大聖堂は, 世界文化遺産のひとつとして世界有数の観光地であると同時に, カトリック司教座教会として現在もフランスで重要な宗教的・政治的地位を誇る.その正面にあたる西側外壁面のライトアップが, ミレニアムを記念して再整備された.パリ市が指揮する整備事業チームに, 専門家として2社の照明デザイナーが加わり, 延べ14年の歳月を掛け, 2002年クリスマス・イブ前日に点灯式が行われた.