- 著者
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石郷 景子
- 出版者
- 一般社団法人 日本臨床神経生理学会
- 雑誌
- 臨床神経生理学 (ISSN:13457101)
- 巻号頁・発行日
- vol.42, no.6, pp.371-377, 2014-12-01 (Released:2016-02-25)
- 参考文献数
- 4
脳波検査を実施するためには, 電極が正しい位置で装着され, 接触抵抗を下げて電極間の抵抗にばらつきをなくすことが重要である。脳波記録は覚醒安静時および賦活時脳波と睡眠時の記録が必要であり, そのうち賦活法は安静覚醒時の閉眼状態で明らかでない異常波の検出や生理的変化の観察を目的としている。そのためには被検者の協力が必要であり, 検査前に目的や方法を分かりやすく説明し, 被検者の協力を求めるようにする。また, 検査情報を事前にチェックすることは必要である。被検者自身から聞き出すことも検査がスムーズに進行するために必要となる場合もある。