著者
松田 文春 二階堂 修以知 福森 護
出版者
中国学園大学/中国短期大学
雑誌
中国学園紀要 = Journal of Chugokugakuen (ISSN:13479350)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.195-201, 2007-06-16

知的障害のある生徒にとって,自己決定に基づく活動が円滑に行えることは,学校教育終了後の主体的な社会参加を可能にするための基礎的な力となる。本研究では,この自己決定の過程において,とくに選択・決定場面に焦点を当てた。複数の選択肢の中から一番欲するものを明確な自己の意思に基づいて選択できるための選択肢の提示方法,そして,選択・決定後の活動に向けてどのような支援が生徒の主体性を引き出すことができるのか,その具体的実践論について考察した。