著者
竹木 祥太 荒井 幸代
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
JSAI大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.3I2OS13b3, 2018-07-30

<p>相互乗り入れによる他路線への遅延拡大抑制策の一つである折り返し運転を対象とする。折り返しは振替輸送による損失も伴うため,その開始タイミングは重要であるにもかかわらず,現状では経験によって決定されている。本研究では,ICカードや重量センサから得られるOD分布や各電車の混雑度を導入したマルチエージェントシミュレーションによって鉄道会社と利用客双方の損失を最小化する折り返し開始の決定法を提案する。</p>