- 著者
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野崎 愛
小林 正秀
藤田 博美
芦田 暢
江浪 敏夫
柴田 繁
- 出版者
- 応用森林学会
- 雑誌
- 森林応用研究 (ISSN:13429493)
- 巻号頁・発行日
- vol.10, no.2, pp.61-66, 2001
- 被引用文献数
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カジノナガキクイムシが穿入して枯死したミズナラの丸太にシイタケ菌・ナメコ菌・クリタケ菌を植菌し,子実体の発生量と植菌丸太からのカジノナガキクイムシ脱出数を調査した。丸太から食用きのこの子実体が発生し,枯死木がきのこ栽培に利用可能であることが示唆された。また,シイタケ植菌丸太からのカジノナガキクイムシ脱出数は少なかった。次に,被害枯死立木へシイタケ菌・ナメコ菌・クリタケ菌・エノキタケ菌を植菌したところ,シイタケ菌を植菌した立木からの脱出数が少なかった。これらの結果から,シイタケ菌を植菌することでカジノナガキクイムシを防除できることが示唆された。