著者
花宜典 小作祐史
雑誌
デジタルプラクティス (ISSN:21884390)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.319-324, 2014-10-15

東京海上日動あんしん生命(株)(以下,あんしん生命)では,代理店向けにタブレット端末による保険申込システムを開発した.本システム開発では,高い使用性の実現とサービスの早期提供を目指しアジャイル開発を採用した.エンタープライズシステムのアジャイル開発を実践し,特に「計画の策定と見直し」,「効率化の徹底と継続」,そして「適用目的の明確化」の3点が非常に重要な要素であると考えた.本論文では,アジャイル開発を実践したプロジェクトでの具体的なプラクティスを紹介するとともに,エンタープライズシステムのアジャイル開発における,上記3点の重要性を説明する.