著者
芳賀 寿昭
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2004

感情を表す生理的な発声表現である「笑い声」の音声合成のための音響特徴分析を行う。「喜び」や「怒り」といった感情音声の分析・合成の研究はこれまでにもいくつか行われているが、「笑い声」の音声合成に関する研究は未だ少数であり、十分に分析されていない。本研究では、規則合成方式による合成のため、音声の合成規則や制御パラメータを明らかにしていった。音声パワーやピッチ周波数といった聴覚的にわかりやすい特徴パラメータの時間変化パターンを調べることで、聴覚的な笑い声の時間的特徴を明らかにした。また、通常発話の音声と比較することで、笑い声に特有な音響特徴を定量的に分析した。主観評価実験では、音響パラメータを必要に応じて操作して作成した合成音を評価することで、各音響パラメータが「笑い声」の笑い声らしさに対してどの程度の貢献度をもつか調べた。
著者
芳賀 寿昭
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2004 (Released:2016-11-25)

感情を表す生理的な発声表現である「笑い声」の音声合成のための音響特徴分析を行う。「喜び」や「怒り」といった感情音声の分析・合成の研究はこれまでにもいくつか行われているが、「笑い声」の音声合成に関する研究は未だ少数であり、十分に分析されていない。本研究では、規則合成方式による合成のため、音声の合成規則や制御パラメータを明らかにしていった。音声パワーやピッチ周波数といった聴覚的にわかりやすい特徴パラメータの時間変化パターンを調べることで、聴覚的な笑い声の時間的特徴を明らかにした。また、通常発話の音声と比較することで、笑い声に特有な音響特徴を定量的に分析した。主観評価実験では、音響パラメータを必要に応じて操作して作成した合成音を評価することで、各音響パラメータが「笑い声」の笑い声らしさに対してどの程度の貢献度をもつか調べた。 卒業論文