著者
鳥居 洸希 梶間 大地 菊地 浩明
雑誌
第82回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, no.1, pp.469-470, 2020-02-20

匿名通信システムTorは,発信元の情報を隠したままのサーバ運営を可能であるため,本来のプライバシー保護の目的よりもむしろ不正な商品の売買などに悪用されることが多い.しかし,これらのサイトの多くはCAPTCHAを導入して自動エージェントの調査を困難にしている.そこで本研究では, CAPTCHAをパスした後のクローリング処理を自動化する半自動のクローラシステムを開発し,ダークウェブ上の違法物品販売サイトを調査し,物品種類と値段やサイト閉鎖されるまでの運営期間などを報告する.