著者
重松 利季 宇津木 嵩行 加藤 俊一
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, no.20, pp.21-24, 2009-05-25

近年,個人が趣味で製作した画像コンテンツのみならず,広告などに用いられる商業用の画像コンテンツまでもがネットワーク上でやりとりされるようになってきた.そのため,コンテンツ販売会社は,保有する大量の画像コンテンツから,顧客が望む画像を正確かつ迅速に検索できるシステムを試作・開発しつづけている.本研究では,画像特徴量を構造的特徴と全域的特徴の二つの観点から設計し,専門家の感性をどの程度までコンピュータ上で再現できるのかを検証・考察する.さらに,画像の特徴をキーワードを利用して表現した画像分類も試みた.写真の被写体や被写体の様子,撮影条件や季節などの画像内の特徴をテキスト化し,キーワードの出現頻度をtfidfに準じた重み付けにより評価し,印象とキーワードを結びつけた.