著者
鈴木 一道 田淵 秀穂 石松 健二
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.23, no.5, pp.282-287, 1974-05-15 (Released:2010-09-07)
参考文献数
4

シリコンp-n接合素子および147Pm線源 (有効放射能0.1~0.2Ci) をそれぞれ5枚交互に重ねあわせて原子力電池を構成した。最大出力1.2μW, エネノレギー変換効率0.3%を得た。単色電子ビームを使用した実験から, 素子の最大出力は入力の1.2~1.3乗で増加することがわかった。147Pm線源に対して最大出力を与えるシリコンp-n接合素子の接合部深さは2~4μであった。さらに, 147Pmを線源にした場合, 素子の放射線損傷による最大出力の低下は5%/6, 200時間であった。