著者
山本 伊佐夫 中川 貴美子 大平 寛 鎌倉 尚史 藤田 紗英子 山田 良広 長谷川 巖
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, 2019

歯科と全身は密接な関係にあることが明らかになってきた。パソコンや携帯電話の普及により電磁波の身体への影響が社会問題となりつつある。【症例】40代女性。主訴:電磁波過敏で日常、PC、スマホ、家庭電化製品を使用すると倦怠感、腹部痛を生じる。診断:Bi-Digital O-Ring Test(BDORT)を用いて電磁波集積原因歯と材料を特定した。治療および経過:携帯電話の電磁波に対してBDORT(-)であったが、インレー(金属)を除去後(+)になった。除去後、電子機器、家電製品使用時の違和感が大幅に軽減された。歯科金属が電磁波を集積している可能性が示唆された。電磁波過敏症治療に有効であると考えられた。