- 著者
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鎌田信夫
- 雑誌
- 情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC)
- 巻号頁・発行日
- vol.1981, no.2(1981-ARC-016), pp.1-8, 1981-04-20
16ビットのマイクロプロセサがかなり一般化し広い分野で応用され始めている。今日市販されている16ビットマイクロプロセサはその命令セット,アドレス空間,マルチプロセサに対する備えなどの点ですでにミニコンと変らない水準にある。しかし入出力制御や浮動小数点演算に対してはこれらのマイクロプロセサは特別なハードウェアを内蔵するまでに至っていない。そこでこのLSI技術の制限の下でシステム全体としての性能向上をはかるべく探られている手法はそれぞれ別パッケージの専用プロセサを用意しいくつかのプロセサ群を組合わせてシステムを構成する方法である。ここではその一例である16ビットcpuと密結合で使用される高速演算処理用プロセサ8087について,その動作,性能について紹介する。