著者
長江 英夫 石田 文雄
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.132-132, 2001

平成12年9月12日未明,東海豪雨により一級河川,新川の堤防が決壊した。まもなく名糖産業(株)名古屋研究所にも濁水が押し寄せ,最高約2メートルの深さに達し,建物,製造プラント,各種試験・分析装置,実験動物試験施設などに加え,研究所の命とも言うべき貴重な実験結果,収集文献,書籍に甚大な被害が出た。それら被害の実態,復旧・修復過程で体験した事柄を紹介するとともに,その体験を踏まえた危機管理の在り方,今後の研究所のあるべき姿等について提案する。