著者
長谷川 寿美玲 橋本 郁子
出版者
社団法人日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, 2003-03-18

脳血管障害後に運転したい患者は多いが,身体的,高次脳機能,社会的な問題がある.AT車,左へのアクセルの変更に不慣れで事故をおこしやすい.問題のあった5症例を紹介し,通院に自分で運転している患者12名のアンケートで問題点を検討した.2002年6月から道交法の改正で適性検査や診断書の提出などが求められるようになったが,左側失認,痴呆など高次脳機能障害について医療からの情報が公安委員会や教習所に必要と考える.