著者
五十嵐 康人 関 李紀 池田 長生
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.55-59, 1984-02-15 (Released:2010-09-07)
参考文献数
9
被引用文献数
2 3

日本人のウランの一般的な濃度とその臓器別分布をフィッショントラック法によって調べた。分析に供した臓器は肺, 肝臓, 腎臓, 脾臓, 筋肉である。分析した臓器の中で最も高いウラン濃度を示したのは肺であり, その値は1.86ppb-wetであった。各臓器の分析結果は英国および米国人に対する文献値と一致するものであった。