著者
阿部 好恵
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
no.50, pp.99-116, 2013-03-31

本研究は,精神障害者が福祉的就労において主体性を獲得した過程とその要因を仮説的に明確化することを目的とした.就労支援サービスを利用する精神障害者10名を対象にインタビューを行い,M-GTAを用いて分析した.その結果,職員からの【「頼られ」体験】と【「等身大の自分」の確立】が精神障害者の主体性獲得に不可欠な要素であることがわかった.
著者
阿部 好恵
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.87-98, 2011-03-31 (Released:2017-06-16)
参考文献数
29
被引用文献数
1

社団法人やどかりの里では,年1回やどかり研究所報告・交流集会が開催される.この集会の過去5年間の記録における研究報告は,量的研究に比べ質的研究が多い.また活動に参加する当事者の「語り」を対象とした質的研究に着目すると,その多くにエスノメソドロジーの特徴が見られた.このことは,約35年前の「相互研修会」の記録の中で既に示されていた自明性の重要性の指摘にも通じるものであり,当事者の「語り」の質的研究が今後も継続することの重要性が示唆された。
著者
阿部 好恵
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.99-116, 2013-03-31 (Released:2017-06-16)
参考文献数
10

本研究は,精神障害者が福祉的就労において主体性を獲得した過程とその要因を仮説的に明確化することを目的とした.就労支援サービスを利用する精神障害者10名を対象にインタビューを行い,M-GTAを用いて分析した.その結果,職員からの【「頼られ」体験】と【「等身大の自分」の確立】が精神障害者の主体性獲得に不可欠な要素であることがわかった.