著者
駒沢 治夫
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.54-55, 1968-04-09

パラフィン・バス 熱源としては交流を用い,バスの形・大きさは2種類のものが製造されている。バスの内部は腐蝕しないような金属を使用し,底部は特に患部が直接触れても火傷を起こさないように断熱材を用いてある。 バスの容量は製造会社によって異なるが,大体19kg(酒井),と35kg(八重洲)の2種類が良く使用されている。固形パラフィンは医療器店で発売しており,融点42~43℃のものは流動パラフィンを混合する必要がないが,46℃のものは固形パラフィン35kgに流動パラフィンを約1l入れれば良い。なお固形パラフィンは工業用としても発売されている。