著者
(元) 竇桂芳 校
巻号頁・発行日
1000

灸療法の専著。北宋初の医書に初出するが、著者、成立年代不明。北宋初の医書に初出する。元の竇桂芳が増補校正して刊行した。正面、背面、側面の人形図を掲げ、灸穴の部位や主治症を詳しく示し、下巻に小児の療法を収める。和刻本が幾度も刊行されて、日本でも広く読まれた。本版は慶長年間(1596-1614)木活字印本。古活字版の医書のほとんどが明刊本を底本にしたものであるが、これは、元の至大4年(1311)燕山(北京)活済堂竇桂芳刊本の翻印本。首の序末に「至大辛亥春月燕山活済堂刊」、下巻首に「燕山活済堂刊/建安竇桂芳校正時刊」と原刊記がある。序1丁とも3巻通し丁付けで55丁。第9丁以下、各丁の裏丁に人体図がある。