- 著者
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HanSungKim
JongHyeKim
JeongAhJang
WonGyuLee
- 雑誌
- 情報教育シンポジウム2007論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.2007, no.6, pp.171-177, 2007-08-26
ITの急速な発展により生じた情報格差は,社会的・経済的な不平等そして教育機会の不平等のような,多くの悪影響を引き起こしている.韓国債報文化振興院によると,2006年の韓国全国民のインターネット利用率は約75%程度であるが,情報疎外層では35%にとどまっており,深刻な問題になっている.このような情報格差を解消するために.韓国政府は多様な政策的対応を試みているが.教育面からの予防的アブローチに関しては十分とは言えない.本研究では予防的アプローチとして,初等中等教育段階の児童生徒が持っている情報格差に対する認識を育てるための「情報格差解消教育カリキュラム」の開発を目的とする.そのために,情報格差の概念を定義し,国内外の教育カリキュラム分析から示唆を得,韓国の児童生徒の情報格差に対する認識水準,教師の情報格差教育の必要性に対する認識水準の調査を行い,分祈した.また開発に当たっては.情報教育及び情報格差閔連機関の専門家から,情報格差解消のための教育内容の要望調査を行い.教師による教育現場における適合性の検討を通じて,より信頼できる教育カリキュラムとなるようにした.