著者
Yang Shiuan-Ruei Huang Yu-Hua
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.58, pp.25-25, 2011

本研究は小売業者がファッション衣装を仕入れる際に用いられた選択項目を調査するのが目的であり、2011年3~4月に、大台北地域にある10軒の小売業者をインタビュー調査した。調査結果からファッション衣装は「ファッション型」と「基本型」の二種類に分けられ、ファッション型が販売の主力と見られた。キーワードを分類した結果から、「素材」、「色彩」、「アイテム」、「ファッション」など十一つの選択項目を抽出し、これらの選択項目に基付き、ファッション型と基本型の衣装を提案した。ファッション型のポイントは、「素材」は綿、「色彩」は黒色、「アイテム」は丈長Tシャツとレギンス,「ファッション」はイタリアの流行傾向、「造形」はシャープライン、「スタイル」は雅致である。基本型のポイントは、「素材」は綿、「色彩」は黒色、「アイテム」はタートルネックセーター、「ファッション」はイタリアの流行傾向、「造形」はシンプルなラインと柄、「スタイル」は素朴である。研究結果からファッション型では、流行傾向と体のラインの修正効果が重要であり、基本型では、簡単なラインとコンビネーションのやすさが重要であることを発見した。そのほか、多くの小売業者は価格、サービスなどの項目も提出した、これら問題はの今後の課題となる。