著者
ISHIKAWA Hiromichi TAKESHIMA Hitoshi
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.30, no.9, pp.1201-1205, 1984-09

45症例につき検討した.乏精子症患者のセロトニンの平均値は80.1±33.0 ng/dl,無精子症患者のそれは107.0±41.2 ng/dlであり,その差は有意であった.精索静脈瘤のある例のセロトニン値の平均は83.4 ng/dlであり,ない例のそれは94.0 ng/dl,また,慢性副睾丸炎などの閉塞機転のある患者での平均値は80.3 ng/dl,ない例のそれは92.1 ng/dlであったが,それぞれ有意差は認めなかった