著者
LiHui Lee Tzi Lun Weng Yu Yin Huang
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.59, 2012

本研究はピンク、桃花色、臙脂色など女性聯想をさせる色彩を多く使ったベビールームの現状を批判し、ベビールームの空間機能とユーザー心理に相応しい配色を追求するために、その内部空間のカラーイメージについて研究を進めた。利用者へのアンケートとインタビュー調査を行った結果、暖かい、快適、安らぎ、微笑み、穏やか、リラックス、赤ちゃん、幸せ、希望、家庭などの空間イメージが多く上げられた。多くの回答者は赤ちゃんを配慮し、明るい、柔らかい、甘い色を選んだが、特定な色相を好む傾向は見なかった。それゆえ、ベビールームの配色は、女性向けカラーを独断に使うのではなく、赤ちゃんの特質、ニーズ、ベビーケア内容を配慮すべきだと思われる。<br><br>