著者
唐木田,健一
出版者
情報文化学会
雑誌
情報文化学会誌
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, 2001-12-10

水越伸は,その著書『メディアの生成』のなかで,無線電話という新しい技術がラジオ放送という新しいメディアに結実していく過程を多面的に記述した。そこにおいては,新しいメディアは,まずは既存のメディアの延長上でとらえられ,社会的に共有される。しかしながら,それが展開されるうちに,当初のビジョンは実態とのズレを生じる。そして,そのズレを原動力として,新しいメディアの生成が導かれる。本稿では,水越のこの観察を紹介するとともに,それが新しい秩序(思想,理論,様式,など)の生成機構に関して高い一般的意義を有すること,とりわけ自然科学における基本理論の形成過程ときわめてよく対応することを示した。また,このような創造過程に関わる日本社会の問題点を論じた。

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酔ったついでに、今のXRの状況は、ちょうど100年前のラジオ少年の時代(2001,水越)に似ているなと感じている。 もう、マクルーハンとか流行らないすかね。。けど、歴史は繰り返す。 https://t.co/pKcxN1ebz4 https://t.co/LBmRF1rQpA

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