著者
設樂,剛
出版者
情報文化学会
雑誌
情報文化学会誌
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, 2011-07-31

本研究は,ブランディングにおける物語の効果を実証的に検討するものである。ここではロレックスに焦点をあて,物語が,生活者の好感度および購買意欲の変化に与える影響について,実験的方法を用いて明らかにした。物語論の観点から,物語の構成要素として,語り手,世界観,登場人物が設定された(本論では,語り手に,ロレックス社社長,大学教授,フリー・ライターを,世界観に,社会的責任,オープンな革新性を強調する世界観を,また同社を支持する登場人物として,著名人集団,不特定多数のクラウドを配した)。これら各要因と水準を組み合わせ,計12条件の物語を作成した。本研究では,語り手,世界観,登場人物を説明変数とし,生活者の好感度と購買意欲を目的変数として,3元配置分散分析を行った。その結果,好感度に対する効果として,語り手および登場人物で主効果が,語り手と登場人物で交互作用効果が有意であった。また購買意欲に対する効果として,世界観で主効果が有意であった。物語ごとの効果の相違が明らかになり,相対的に小さな効果にとどまる物語が特定される一方,同社が現在採用している物語以外に,より効果の高い物語が存在することを示した。

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モコミチ(。ì_í。)ロレックスの勉強(。ì_í。)物語効果によるブランディングの論文読みました(。ì_í。)贈与者2が私達一般の客に当てはまるわけですが(。ì_í。) ロレックス社長と贈与者2との連携を強調した物語ブランディングが最も効果低いと(。ì_í。) https://t.co/FOs833YAKa

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