著者
加藤,謙介
出版者
国際ボランティア学会
雑誌
ボランティア学研究
巻号頁・発行日
vol.6, 2006-02-28

本研究では、コミュニティにおけるコンフリクトを解消するための「対話」の特徴について、横浜市磯子区において実施されている『地域猫』活動を事例として取り上げ、検討を行った。磯子区では、地域の野良猫問題への対策として、住民が話し合いを通して猫の飼育方法に関するガイドラインを作成・遵守し、地域住民と猫との共生を果たしている。本稿では、これらの取り組みを、猫をめぐる社会問題の構築過程として捉え、検討を行った。具体的には、ガイドライン制定のための住民集会の議事録、ガイドライン制定前後に推進団体が発行したニューズレターを分析した。分析の結果、ガイドライン制定前の住民集会の議事録には、「『地域の問題』としての野良猫問題」という社会問題が構築される過程が見出された。一方、ガイドライン制定後は、『地域猫』活動を行うボランティアの紹介等を通して、周辺住民の視点が示され、『地域猫』をめぐる「問題」の再構築が行われたことが示された。

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これも非常にためになりそう、後でじっくり読もう 『地域猫』 活動における「対話」の構築過程 一 横浜市磯子区の事例より一 https://t.co/pjEQzPyluM 賛成派、反対派の話し合いの様子も書かれている
ふむ。/『地域猫』活動における「対話」の構築過程――横浜市磯子区の事例より https://t.co/7AdH0Cd9Aw

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