著者
北涼釋道泰等譯
巻号頁・発行日
1000

元代刊本。普寧寺版大蔵経のうちの1巻。普寧寺版大蔵経は至元年間(1264‐94)に杭州の大普寧寺で開版された私版大蔵経。宋末元初の混乱期に焼失した南宋の思渓版大蔵経を再興する目的で雕造された。別称元版一切経。帖装。赤褐色原表紙を補修して残存する。毎版30行、毎行17字、毎半折6行。版心下に「沈崇因刊」など刻工名を付刻する。「阿毘曇毘婆沙論」は北インドの仏教宗派・説一切有部の根本聖典「発智論」を解釈した論著。100巻。北涼の道泰等訳。唐の玄奘訳の「阿毘達磨大毘婆沙論」を「新訳婆沙」と称し、本書を「旧訳婆沙」と称する。

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