出版者
巻号頁・発行日
1639

仮名草子。切支丹の我が国への渡来から寛永15年の島原の乱の終焉までを、7項の章題を立てて記述する。当館本は内題は『吉利支丹物語』だが、原題僉に『吉利支丹御退治物語』とある。巻末に「寛永十六(己/卯)稔八月吉祥日」とあり、本書の成立時期を表すとする見方があるが、刊記と見てよいのではないか。寛文5年に中野太郎左衛門が絵をいれて再版本をだしている。(岡雅彦)

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