2 0 0 0 OA 御伽草子

出版者
巻号頁・発行日
vol.第1冊 (文正さうし),

御伽草子。「しほやきぶんしやう」「ぶん太物語」などさまざまな名がある。絵巻・奈良絵本・版本ともに多い。当館本は御伽草子23編ひと組の第1冊目に配されたもの。大坂の渋川版の後印か。常陸の国鹿島大明神の大宮司に使える雑色文太は大宮司の勘気を蒙り追放され、塩屋に雇われ働く。文太の塩は高値で売れて大長者となり、鹿島大明神に祈り姉妹2人を申し子として授かる。年頃になり求婚者が殺到するが全く受け付けない。関白の御子二位の中将が物売りに身をやつして常陸に下り姉姫と契りを結ぶ。妹姫も帝に召され皇子を産んで中宮となる。文正夫妻も上洛して文正は宰相の地位に昇り、妻も二位殿と仰がれ、栄華を極め100歳に余る長寿を得た。(岡雅彦)

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (2 users, 2 posts, 0 favorites)

1 1 https://t.co/87hi6GmsIn https://t.co/AYHONkO2G7
@kknono2 https://t.co/ykMKTMdUes https://t.co/zkVwlySyfE https://t.co/8AjQj164Si https://t.co/v7mtOwi3i7 https://t.co/2u3WyxO2YQ

収集済み URL リスト