著者
[徹翁義亨] [著]
巻号頁・発行日
1435

徹翁義亨撰、禅興編。書名は書題簽による。小口書は「霊山録」。別書名「徹翁録」「徹翁国師語録」等。徹翁義亨(1295-1369)は京都大徳寺の臨済僧で、大燈国師の法嗣。川瀬一馬著『五山版の研究』では、本書中の「行状」の末に「応永乙巳三月日・・・禅興謹状」とあり、その後に助縁の刊語を付していることから、応永32(1425)年を本書の刊行年と見做している。当館本は、下小口の汚れ具合等からするとかなり利用されてはいるようであるが、書中に書き込み等はほとんど見られない。版下は複数の手に成ると推察され、刷りの具合は全体的に良好である。巻首に明治時代の蒐書家寺田望南の印記「讀杜⁄艸堂」が押捺されている。

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