- 著者
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鳥居清倍, 鳥居清満, 鳥居清重 画
- 巻号頁・発行日
- 1758
黒本2冊(合1冊)、題簽欠、画作者名無記、柱題「仇かたき打出の小槌、あた敵うちで(て)のこつち」。同内容の東京都立中央図書館加賀文庫本に下冊題簽「新板/あだかたき打出槌(うちでのつち) 下」あり、『清盛名所盃』巻末目録に載る「仇討打出槌」が該当し山本版で卯(宝暦9[1759])年刊と推定される。なお、当館本下冊表紙に題簽の剥離痕があり西宮の商標が確認出来る。山本版を得た西宮は「新板/敵役納世継(かたきやくをさめのよつき)」と改題したらしく、『青本絵外題集』1(貴重本刊行会、1974.7)79頁に下冊題簽あり、大黒天が俵の上から悪人を踏みしだく8丁裏・9丁表の場面で内容と一致する。従って厳密には当館本は「新板/敵役納世継」ということになる。