著者
鳥居清経 画
出版者

青本、3冊合1冊、柱題「石はし山、いしはし山」、画工名無記。(1)初印系は「根元石橋山」の題で山本が刊行、宝暦13年(1763)とみられ、大東急記念文庫本「根元石橋山」が該当。(2)同じ版木を西宮が求めて「石橋山无動源氏」の題で販売したのは題簽の意匠から「卯年」と判り「寛政七乙卯年(1795)」と推定される。大東急記念文庫本「石橋山无動源氏」が該当。(3)題名は初印本と同じで題簽の初印の意匠上下の福良雀部分を青海波と一兎に、冊次下の商標の「丸に山」を「丸に十」に入れ木で修正した東洋文庫岩崎文庫本「根元石橋山」がある。(2)と(3)の関係は未解明である。当館本の題名「石橋山合戦」は任意の後補書題であり、本文の商標欠なので、改題系(2)か(3)の題簽欠ということになる。

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