- 著者
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大成 高顕
- 出版者
- Waseda University
- 巻号頁・発行日
- 2004
3DCG技術の発展により、映画などのちょっとしたシーンでも3Dグラフィックスが使われ、実際に撮影した映像と殆ど見分けのつかない映像をつくることが可能になってきている。このようなフォトリアリスティクな手法が進歩する中、アニメや漫画のように写真的でない映像を作る手法が生まれてきた。その中でも代表的な手法に「トゥーンレンダリング」がある。本研究の目的は、トゥーンレンダリングを、DirectXを用いて、実際に行なってみることでDirectXの使用に慣れるとともに、1つのモデルを利用し、多方向からの描画をアニメ的漫画的に違和感なく表現する方法についての模索を行なうことである。3Dでモデルをつくり、それをトゥーンレンダリングで違和感なく表現できるのなら、モデルを使いまわすことができ、描画という点に関して、かなりの負担軽減になるのではないだろうかと考えている。