著者
宗野 文俊 佐藤 亮平
出版者
北海道大学大学院教育学研究院
雑誌
北海道大学大学院教育学研究院紀要 (ISSN:18821669)
巻号頁・発行日
vol.120, pp.137-158, 2014-06-30

本稿では,戦後の学習指導要領における「ゴール型」ゲームの戦術的内容を示すと考えられる「集団的技能」に着目し,戦術的課題の取り扱いの変遷について検討した。その結果,ボールゲーム指導では一貫して「ゲーム」の質を向上させることが目指されてきており,その中で「集団的技能」は,ボール操作や身体操作の技能である「個人的技能」と「ゲーム」を結びつける媒介項として位置づけられ,この「集団的技能」の位置づけが現行学習指導要領における「ボールを持たないときの動き」として踏襲されていることが明らかになった。そして,戦術的要素である「集団的技能」を容易で単純なものから複雑で難解なものへと線形的に積み上げて全体の「ゲーム」に発展させるように企図されてきたものであるため,「ゲーム」そのものの変容をとらえる観点を見出す必要性があることが示唆された。

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学習指導要領におけるボールゲームでの技能内容の変遷に関する研究 : 「 ゴール型」ゲームにおける「集団的技能」に着目して : HUSCAP https://t.co/cXebSnYq8M
学習指導要領におけるボールゲームでの技能内容の変遷に関する研究 : 「 ゴール型」ゲームにおける「集団的技能」に着目して https://t.co/4hwtIS78e7
まだ二度読み開始だけど、好きな人の受け売りだけど、社会科学に必須の、実際の児童への【観察】が欠けているように思う。現実の体育ではスポーツマンシップは課題であるし、いじめの温床になることもある。スクールカーストにも影響を及ぼす。https://t.co/BXMGCKCNZF

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