著者
西村 泰一
巻号頁・発行日
2013

平成の年号の発案者は安岡正篤であるということを総理大臣経験者の竹下登が示唆しているが、安岡正篤を有名にしたのは,彼が1922年に東京大学の卒業記念に出版した”王陽明研究”である。吉田茂、池田隼人、佐藤栄作、福田赳夫、大平正芳を始めとする多くの政治家が彼を師と仰いでいた。皇室とも関係が深く、終戦の折の玉音放送の原稿の作成には、全面的に協力している。東洋思想に造詣が深く、”学問修養とは、優游自適である”の名文句を残している。ここではその”優游自適”を絵にして見た。ご笑覧いただければ、幸いである。なお埼玉県菅谷の金鶏神社の傍には安岡正篤記念館があるので、時間と興味のある方は一度尋ねてみられるといい。

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