- 著者
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宇津 徳治
- 出版者
- 東京大学地震研究所
- 雑誌
- 東京大學地震研究所彙報 = Bulletin of the Earthquake Research Institute, University of Tokyo (ISSN:00408972)
- 巻号頁・発行日
- vol.63, no.1, pp.23-31, 1988-06-30
日本の地震について,震央付近の震度I0(気象庁震度階級),マグニチュードM(気象庁方式),震源の深さh(km)の標準的関係を表す実験式を1114個の震度データを用いて求め,次式を得た.M=0.23 I0+0.105 I02+1.2log h+1.3この式はMが2~8,hがO~100km.I0がO~6の地震を対象としている.ただしh=Oと発表されている地震の実際の深さは数kmと考えて,h<3kmの場合はh=3kmと置く,Mが5程度より大きい地震についてはm=1.2I0+1.21log h-0.83すなわちI0=O.83 M-log h+0.71を用いてもよい.