著者
黒田 誠 MAKOTO KURODA
出版者
和洋女子大学
雑誌
和洋女子大学紀要 = The journal of Wayo Women's University (ISSN:18846351)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.59-70, 2013-03

本稿はSFというジャンルに代表される科学的世界観を超出した存在/現象理解をプレゼンテーションの基軸に据えた思弁的アニメ作品 Ergo Proxy を対象にして、形而上的映像表現に仮託し得る“意味”の全方位的拡張を模索することにより、現実と仮構を連続体として捕捉する統括的なシステム理論の適用を通して神と人の位格的遷移を辿った神話的表象の註解を試みるものである。そこには存在と現象、概念と質料、記述と創造の相互変換を可能にする仮想的基幹原理を反映した二次創作的記述/論考が企図されている。

言及状況

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分離と統合についてはKURAUも似たようなテーマだったし取り扱ってる作品は多いのかも
科学とSFと哲学的省察:『エルゴ・プラクシー』における神と人と”自分” 黒田誠 (1) https://t.co/ZxKONcGBWV (2) https://t.co/AyHFwwYCDN (3) https://t.co/WCe5swuDmt

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