出版者
NTT出版

まえがき / 猪木 武徳 ; マルクス・リュッターマン序章 公と私の境界、転換点、収束点 : 利益と智・徳 / 猪木 武徳1 幸田露伴の見立て2 「個人」は「社会」のあとで発見された3 個人と組織の関係で発生する「公」と「私」第Ⅰ部 歴史にあらわれた「ヒダ」として第1章 書簡の私的記号について / マルクス・リュッターマン1 はじめに2 書札礼の原点3 書札礼の政治・行政との絡まり : 御教書や御内書までの経過4 時宜と斟酌 : 言葉の高下をめぐる規定・相談・不和5 書札礼の伝承法 : 流派・家伝・秘伝・出版6 おわりに第2章 イエズス会文献における公と私 / デトレフ・シャウベッカー1 「公・私」のいろいろ2 私的書簡 : 垣間見る3 公開年報の特徴 : タペストリー裏の糸あわせ4 日本年報の編纂・再現 : 日本人キリシタンが優等生5 三つの例6 最後に第3章 アメリカ憲法史から見た公と私、官と民 / 阿川 尚之1 アメリカ憲法史のテーマ2 「公」と「私」3 「官」と「民」4 アメリカ憲法の考え方5 「官」の肥大防止6 「民」による「公」への参画7 「私」の領域保護8 「民」の横暴防止9 まとめ第Ⅱ部 近代日本の人物像を通して第4章 公共性を支える非政治的倫理 / 田島 正樹1 福澤諭吉の「気品」と「瘠我慢」2 丸山眞男『忠誠と反逆』における「誅争」3 武士道的エートスの空洞化4 ギリシア的公共性論の限界5 インテグリティ(内的一貫性)6 インテグリティの母胎7 映画『ジャスティス』におけるインテグリティの競争8 アナロジーとしての相互理解第5章 「極悪非道地主」真島桂次郎の公と私 / 井出 文紀1 はじめに2 「極悪非道の悪地主」としての真島桂次郎3 真島像の異なる見方4 真島の苦悩?5 おわりに第6章 小泉信三の天皇像 : 君主をめぐる公と私 / 武藤 秀太郎1 はじめに2 大逆事件をめぐる思索3 「不合理的なもの」としての愛国心4 福澤諭吉の「発見」5 天皇像をめぐる相克6 おわりに第7章 公智と友情 : 福澤と西郷の場合 / 猪木 武徳1 はじめに2 福澤諭吉と西郷隆盛にとっての明治維新3 『明治十年丁丑公論』と「公智・公徳」論4 福澤の「公」と「私」の視点5 キケロ「友情論」の示すこと6 貴族階級の「公的義務」への献身という要素7 シーザーとブルータスの友情と決別8 結びにかえて第Ⅲ部 社会科学の学説から第8章 江戸の商人道における「正直」 / 桂木 隆夫1 はじめに2 公共哲学的問題関心3 世俗倫理としての正直=庶民の自由の観念4 海保青陵における正直の方法論第9章 納税をめぐる公と私 / 中岡 俊介1 はじめに2 所得税法の変遷 : 制度確立と課税強化のプロセスについて3 大正九年の所得税法改正 : 改正の背景と目的4 所得税法改正のプロセス : 議会審議と政府の対応から5 財界側の抵抗 : 「資本の論理」の限界6 おわりにかえて : 「官」の論理と「資本」の論理第10章 被用者年金の分立・統合過程にみる官と民、公と私(戦前) / 木村 真1 はじめに2 戦前の公務員の年金制度3 社会保障の整備と共済組合の関係4 戦前の年金制度における官と民、公と私第11章 高田保馬の勢力説 / 橋本 努1 はじめに2 駆動因としての民族 : 『社会学概論』と『勢力論』3 普遍主義としての帝国形成4 おわりに第12章 上田貞次郎と自由主義の凋落 / 望月 和彦1 はじめに2 上田貞次郎の「新自由主義」3 大正デモクラシーからマルクス主義へ4 河合栄治郎の自由主義5 満州事変以後の状況変化6 自由主義への抑圧7 河合栄治郎の抵抗とその結果8 おわりに第Ⅳ部 教育と研究において第13章 教育機関における公と私の分担 / 紙谷 雅子1 平成の日本2 連邦による公有地付与と高等教育機関 : アメリカ合衆国の「公立大学」3 カレッジからユニヴァーシティへ4 カレッジ・ライフとカレッジ・スポーツ5 ユニヴァーシティとリサーチ6 カーネギー財団のカテゴリー7 学生集団の構成と選抜8 アメリカ合衆国の高等教育から見た日本の高等教育第14章 帝国大学の初志 : 初代総長、渡辺洪基の考えたこと / 瀧井 一博1 官学アカデミズムとしての帝国大学2 初代総長、渡辺洪基3 帝国大学の創設4 創立期帝国大学と国家学会 : 伊藤博文入会問題に即して5 渡辺における知 : 官民を還流するもの第15章 知的生産の二つの秩序 : 私益と公益のはざま / 上山 隆大1 はじめに2 知識の公的空間と私的空間3 株式保有を通した「公的」アカデミアの変容4 スタンフォード大学の実験5 1980年代~90年代のスタンフォードの投資戦略6 まとめにかえて第Ⅴ部 空間論として見る第16章 屋外空間の公と私 : 近代日本の公園史から / 白幡 洋三郎1 公園と地域文化2 西洋が見た日本の「公園」3 日本が見た西洋の「公園」4 日本における「公園」の誕生5 西洋の公共空間体験の場としての居留地公園6 土着の「公」園、外来の「公」園7 日比谷公園の誕生と公共空間の観念第17章 都市と建築 / 井上 章一1 都市の裏面に政治を読む2 領主と国王の居館を見くらべる3 家作制限からときはなたれて4 カタログ化のはてに終章 問題と展望 : 公と私、の概念によせて / マルクス・リュッターマン共同研究会記録「近代日本の公と私、官と民――比較の視点から」

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@rasiel9713 猪木先生が以下の本で友情について深い考察を展開されています。 第7章 公智と友情 : 福澤と西郷の場合 / 猪木 武徳 https://t.co/kNKVMdbs5x

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