著者
平野 三千代
出版者
岩手看護短期大学
雑誌
岩手女子看護短期大学紀要 (ISSN:13407058)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.7-15, 1996-09-30

近年,各方面において,健康運動が盛んとなっている。運動を通じて疾病予防を計り,病気になった人には運動療法によりできる限りの健康を維持させ,質の高い豊かな高齢化社会を迎えることを目的とし,運動が推進されている。一方,運動を実施するにあたり,運動時の安全の確認,運動処方の作成,運動効果の評価のために,メディカルチェックが必要とされ,バイタルサインや運動量及び動作解析,または日常生活における身体活動度モニターの必要性がたかまっている。今回,「加速度頻度-心拍数関連図」を用いて,本学の看護学生の日常生活中,特に学内において,体育実技中・講義受講中・看護実習中および昼休み時間の運動量・身体活動度を調べた。その結果,学生の学内での運動量・身体活動度は科目による特徴が得られた。自由時間の昼休み時間においては,学校行事などの制約があり,真のフリーラン状態ではないことなど興味ある結果を得たので報告する。