著者
佐野 光貞
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05272997)
巻号頁・発行日
vol.67, no.6, pp.661-707, 1997-03-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。 この小論では、いわゆる量子カオス系と呼ばれる系に現れるエネルギー準位の統計性を半古典論による解析的な扱いによって、どこまで説明できるかを示す。ここで、示される事は、主にMITのグループ[29,30]とBogomolnyとKeating[46]によって示されたことである。しかし、彼らの結果を他の準位統計(準位曲率分布)の半古典的な導出に用いる時にある困難に直面し、これがBerryの半古典和則の成立と関係した問題であって、周期軌道の微妙な性質を考慮に入れることが重要であることが理解される。

言及状況

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自分は8年程前に量子カオスから足を洗った(?)ので最近のものは存じておりませんが。(^^;) 物性研究の佐野さんのレビュー記事はまとまっています。:半古典論と準位統計,佐野光貞,物性研究,67,pp.661-707 http://t.co/orUyDP7XXD @fgksk

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