著者
桑山 哲郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 40.29 映像表現&コンピュータグラフィックス/立体映像技術 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.1-4, 2016 (Released:2019-08-02)
参考文献数
13

今日,3D映像技術は高速度で変化し,多方面に発展している.その中でも,ハーフミラー合成,半透明スクリーンへの映写などの,視差を含まない映像を用いる3D像表示手法が目立っている.本報告では,視差を持たない映像を用いて3D像表示を行う技術の全体像を見直し,作り手ではなく鑑賞者の視点が重要なことを指摘する.また,3D映像技術を巡って発生している混乱を指摘し,今後の発展に向けた提言を行う.