著者
土田 勝義
出版者
一般社団法人 環境情報科学センター
雑誌
環境情報科学論文集 Vol.16(第16回環境研究発表会)
巻号頁・発行日
pp.17, 2002 (Released:2003-09-22)

長野県の霧ヶ峰高原は、昔から半自然草原が発達しているが、草原景観や、草花を嘆賞する観光地として親しまれている。しかし最近、亜高山帯にもかかわらず帰化植物の繁殖が目立ってきている。とくに北米原産のヒメジョオンやヘラバヒメジョオンが草原に一面に広がってきている。これらの帰化植物は、草原景観や、野生植物に大きな影響を与え、生物多様性の低下を招いている。そこでヒメジョオン類の生態を調査し、適正な駆除法を得るために、引き抜きや茎の切断実験を行った。その結果、ヒメジョオン類の生活史や繁殖様式が明らかにされた。また実験により7月初旬に茎の根元の切断が、個体の駆除と種子生産の阻止に効果があることが分かった。