著者
小田 淳一
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

本報告はブレモンの構造主義的物語分析モデルを『千一夜物語』に適用したシロンヴァルのモティーフ索引から,人物間の報奨/懲罰という二項体系のモティーフ群をデータとして,それらの関係をネットワークで表すことを試みた.その結果,報奨/懲罰のような二項的関係性をネットワークによって明確に可視化出来ること,また次数中心性の出次/入次を,或る人物の動作主/受動主としての機能と読み替え得ることが明らかになった.

言及状況

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「物語内世界の人物間における二項的関係性のネットワーク構造」http://t.co/8spePMK この論文を読んでいたら、「枠物語の『深さ』」という節の注で『インセプション』の名が出てきて不意をつかれてビックリ嬉しかった。「……『夢中夢』も最深度が4 であることは興味深い」

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