- 著者
-
石田 健司
- 出版者
- 高知大学
- 雑誌
- 産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ
- 巻号頁・発行日
- 2012 (Released:2016-04-26)
要介護者(障害者)の中には、体の回旋はできなくとも、支えがあれば立位可能な症例は多い。その残存機能である立位能力を最大限活用し、要介護者(障害者)の自主性や自尊心を失わせることなく、安全に移乗動作が行える機器を開発・試作し、開発機を元に、移乗動作介助機器の実用化を目指し、その有用性をアンケート調査した。 結果として、走行は比較的良好との評価であったが、動き始めと回転時にまだ改良の余地がありと評価された。また自分が介護される際には、本機器の有効性の理解は得られたが、機器の金額面で、5~10万円までに価格を落とす工夫が必要であった。今後ベッドと一体型で、ベッドの柵の回転バーと一体になるものを作成したい。